サル

私は今までことあるごとに賞品として折り紙のかぶとをあげてきた。これを作ってみたいって思わせたかったから。すると子供たちはまんまと引っかかり、作り方教えてって言ってきた。よしよし。私の思いどうりだ。ということで今日はyer4にサムライヘルメットの作り方と昔日本に侍がいたんだよ、と教えてきた。もちろん、もう日本に侍はいてなし、普段着物も着ない。それに、今、もし刀を持ってたらつかまるよって伝えてきました。ごく少数の外国人は、日本人に対して、いまだに普段から着物を着てちょんまげ結って、抹茶をすすってるって、変な日本の印象を持っているかもしてないが、この子供たちはそんな間違った認識をしない、はずです。
ここに来て、改めて自分の日本の知らなさを痛感させられる。この間も教会で「日本語って難しいんでしょ。3種類も文字があるんですものねえ。でも、何故、日本人は3種類も文字を使うの?」と聞かれ、「ひらがな片仮名は漢字から出来て、日本独自のもので・・」しどろもどろに答えるが、(わかってる答えになってないのは)「何故、必要なの?」とやっぱり聞かれた。「すいません、説明できません。」と尻尾を巻いて帰ってきました。ねえ、何で??? 
ここに来てわかったことは、もっと日本のことを知るべきだということ。日本は本当に誇れるところがいっぱいあるのにちゃんと説明できない。それは知らないのと同じこと。私のこれから先の人生の課題は日本を知ること。海外に目を向けることは決してわるいことではないが、まず日本を知らないといけない。そういえば、私は動物占いサルでした。「木を見て、森を見ず」今はその逆を試みてるが、木も知らないのに森なんかわかるはずがない。やっぱり私は夢見る夢子ちゃんなんだわ。